「ロートヴァイスロート」録音のアルペンはクナッパーツブッシュの魅力全開で迫力満点。さらに音質にも驚き、とても1952年の録音とは思えません。録音1を行った「ロートヴァイスロート」は1945~55年の間 アメリカ進駐軍が設…
巨匠ヨッフムとウィーン・フィルの数少ない定期演奏会の中でも、最も有名で伝説的なベーム追悼コンサートの全てをCD化。全曲とも今は亡き長老ヨッフムの得意曲で、これぞドイツといった味わいのヨッフム芸が全開。モーツァルトもブラー…
まさにシリアスの極みといえるこのショスタコーヴィチの名品をコンドラシンが尋常ならざる力業で描ききっています。一聴後絶望を超えた満足感を得られました。どえらい演奏の登場と申せましょう。おまけのモスクワ河の名旋律が一服の清涼…
それにしてもムラヴィンとレニングラード・フィルの精徴さは異常というほかなく、金管はもとより、つやの乗った弦の美しさと全て極上。それが今回見事にとらえた録音です。グラズノフはこの日団員2名が亡命するアクシデントがあり公演中…
ムラヴィン協会エディションもついに最終回。隠し玉ともいえる79年の演奏会が登場。協会音質の中でも最も良い音質です。田園はあらゆるムラヴィンの中で最高の出来と語り継がれていたもので終演後も聴衆の興奮が収まらず ムラヴィンも…
演奏日に注目で、この年8月に前韓国大統領金大中氏が東京九段のホテルで誘拐されるという大事件があり、追い討ちをかけるように10月はオイルショック。さらに11月には全国でトイレットペーパーパニックと続き日本は大混乱の年。その…
実に力強く、マタチッチの前にひれふしたくなるような演奏。実に英雄的であり濃厚な叙情漂うブラームス。N響も現在とは一味違う野性味溢れる金管。油っこい弦楽器と 魅力的です。音質はかなり良く 73年のものとは気づきませんでした…
驚く程スケールの大きな演奏で テンションの高い70年代のN響とマタチッチの巨人的音楽作風の相乗で どえらい音楽に仕上がっております。オペラ嫌い ワーグナー嫌いの方も これなら良し!と申せましょう。音質も美しいマスタリング…
許光俊氏はライナーノートの中で「エグモント冒頭の空虚な和音からして聴く者をうめかせるに十分だ。何という挨拶の一撃だろう。まるで奈落が口を開けて 闇の中に引き込むかのようだ。まったく 何という凄惨な音楽が鳴っていたのだろう…
ムラヴィンスキーの77年東京ライヴで前回発売されたチャイコフスキーとブラームスより音質はこちらの方が上の様。演奏もとてつもないもので 「くるみ割り人形」などあまりの迫力に言葉を失いました。シベリウスもインパクトのかたまり…