この演奏とシュトゥットガルトのものは、颯爽としてどちらも楽しめるが、この盤は一層音質の抜けが良い。第4、第5楽章など、こんなに覇気があり、しかもしなやかな美しさに溢れた例は希有と言えよう。特に第2楽章は絶品である。 (平…
シューリヒトの音楽については「淡とした」とか「軽く流麗」とかいったような言葉が多用されていたが、これらを聴くと寧ろ正反対とさえ思えるものである。ワーグナーもメラメラと燃え上がるような情熱が凄いが、一段と磨きがかかっている…
シューリヒト独特の鋭いアクセントや陰影の付け方も見事 シューリヒト独特の鋭いアクセントや陰影の付け方も見事だが、展開部や再現部での荒れ狂った様子はフルトヴェングラーの1947年盤を想起させる。シューリヒトは、この5番のよ…
エラートの名盤復活!ハイドンの「ロンドン」とシューマン2番、なんと初出のシェリングのブラームスもすごい! 「1955年秋、モントルー音楽祭での実演録音で、シューリヒト絶頂期の姿が刻み込まれている。「ロンドン」はロマンティ…
「シューリヒトの残した、これは最高の”英雄だ”。」 「シューリヒトの”エロイカ”の中でも最も強い感銘を受けた。本当に凄いと思った。冒頭の2つの和音が実に濃密な音だ。内声部は…
大熱演のコンセール・コロンヌ、鬼気せまる大演奏。 「このブル7はシューリヒトの個性が存分に発揮されているだけでなく、この曲のあらゆる演奏の中でも異彩を放つ名演として記憶されるだろう。音質も鮮明で細部の動きを明確にとらえて…
かつてドイツグラモフォンででていたウィーン・フィル150年記念ボックスの目玉の一つ。シューリヒトのブルックナーの中でも大変人気のあった演奏でした。それが音質も改善されて見事に蘇りました。 かつてドイツ・グラモフォンからリ…
EMIによる有名なスタジオ盤収録の直前に行なわれたコンサートのライヴ盤。スタジオ盤の方はいささか枯れた感じの名演でございましたが、実演ならではの自在なアゴーギクも伴って、さすがシューリヒトという仕上がり。ライヴの迫力がや…
シューリヒト本人もこのコンサートに大変満足し 数日後にウィーン・フィルにあてて手紙を出したほど(その手紙の内容は解説書内で翻訳)。このコンサートのすばらしさに EMIも録音を計画。のちの決定盤ともいえる名盤が誕生しました…
ついにアルトゥスが日本の独立レーベルとして初のウィーン・フィルそしてORFと直接契約。今後ムジークフェラインザールの体系的なライヴシリーズとして始まります。第1弾はすごいラインアップでシューリヒトは初出。すごい演奏です。…