この演奏とシュトゥットガルトのものは、颯爽としてどちらも楽しめるが、この盤は一層音質の抜けが良い。第4、第5楽章など、こんなに覇気があり、しかもしなやかな美しさに溢れた例は希有と言えよう。特に第2楽章は絶品である。 (平…
シューリヒトの音楽については「淡とした」とか「軽く流麗」とかいったような言葉が多用されていたが、これらを聴くと寧ろ正反対とさえ思えるものである。ワーグナーもメラメラと燃え上がるような情熱が凄いが、一段と磨きがかかっている…
新コンビによる待望の録音、深遠なるマーラー。準・メルクル、フランス国立リヨン管弦楽団、新録音CD。崇高なる大演奏! Mahler : Symphony No.3 Jun Märkl Ewa Marciniec ̵…
日本の楽壇に背を向け孤高の道を歩む異能の指揮者、井上喜惟のマーラー4番 評論家鈴木淳史氏をして「天才」といわしめた異能の大器、井上喜惟氏の待望の新録音。ジャパン・シンフォニアは井上氏自らが結成したプロオケ。蔵野蘭子は二期…
1997、99年に「オーバンヴェルト」誌の批評家選考で年間最優秀指揮者に選出されたドイツの名匠ツァグロゼクよる貴重な録音。コントラバスを舞台上に左右に分けるなど、大胆な解釈と同時に緻密な音作りが聞かれる。現代最高水準の歌…
フルトヴェングラーの「英雄」の中でも有名なこの52年11月のもの。30日と29日との日付け問題があるようなので今回ヒストリカル御意見番平林直哉氏に鑑定を依頼。辛口の平林氏をして音質にも満足せしめたもようでございます。 M…
空前の大ヴォルテージで凄い迫力と緊張感。メルクルもこの曲初挑戦とは思えぬ指揮ぶりで 改めて大器ぶりを確認。二期会のうまさ 独唱陣の絶品の歌 N響の超絶ぶりにも唖然といたしました。また素晴らしい音質で放送されたものとテイク…
日本公演のアンコールを集めたハイボルテージ小品集。指揮者 オーケストラとも出来上がった後の演奏だけにどの曲も逸品の大演奏。 Akutagawa : Triptyque for string orchestra Strav…
日本におけるコンドラシンの伝説的な演奏で,始めからグイグイ音楽に引き込まれます。終楽章も実に感動的で ロシアのオーケストラならではのヴィヴラートがたっぷりかかった金管が爆発 胸に染み渡ります。同曲の演奏史上 大変重要な演…